CHANGE from the FRONTLINE〜NewsPicks Enterpriseがサポートする変革のトリガー〜

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サマリー

※本記事はAlphaDrive/NewsPicks VISION BOOK『Ambitions』 2022 vol.1 P.78〜P.81より抜粋しています。

企業はいま、変革を熱望している。

サイロ化した組織構造、現場とトップの埋まらない溝、変わらないビジネスモデル、保守的な組織風土。これらを変えることができれば、これからの100年に確かな手応えを感じられるはずだ。

チャールズ・A・オライリー氏らが著した『両利きの組織をつくる』 (英治出版) によれば、「組織変革は経営者のトップダウンとミドル・若手のボトムアップがミートするところで起こる」という。経営層の意思表示に対して、呼応する管理職や若手が現れることで組織変革が前に進み始めるというのだ。

そこで着目したいのが「2:6:2の法則」だ。組織とは、意欲的に働く2割のイノベーター層と、一般的な働き方をする6割の中間層、そしてそれほど意欲的ではない2割に分かれるという。活性化している組織には、イノベーター層、アーリーアダプター層の割合が一定割合を超えているそうだ。マジョリティの心を動かし、イノベーティブな考え方を伝播できれば、キャズムを越えた本格的な変革が始まるのだと同著は論じる。 

変革の波紋を組織全体に広げる一手が必要だ。

文・編集=石川香苗子 記事内写真=曽川 拓哉

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