クラウドサービスやサブスクリプションサービスが人の生活や企業のあり方を大きく変えている現在。
日本企業のみならず、世界中の企業は不確実な時代を生き残るための抜本的な変革を求められている。
デジタルシフトや働き方改革、組織改革、ビジネスモデル変革などさまざまなキーワードが叫ばれる中、真の経営戦略の切り札は何なのか。
2019年12月10日(火)に東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された「Next Culture Summit」では、「大企業は企業文化を進化させ、事業を加速させられるか」をテーマにさまざまなセッションが行われた。
基調講演には元Netflix最高人事責任者であり、シリコンバレーで生まれた最も重要な文書と名高い「NETFLIX CULTURE DECK」の共同執筆者パティ・マッコード氏が初来日。 既存の映像コンテンツ産業を破壊し、オンラインDVD宅配サービスから時価総額15兆円というGAFAに並ぶ企業価値創造に成功したNetflixの取り組みや、いかにして強力な企業文化を形成したのかを語った内容をリポートする。
さらに講演の後半では、企業文化を変えようと動くときに立ちはだかる壁と、Netflixがどのような人事施策でそれらの壁を取り除いたのかについてセッションを実施。
企業の変革デザイナーとして活躍するチェンジウェーブ代表の佐々木裕子氏とディスカッションした様子もお届けする。
イベント出演者
元Netflix最高人事責任者
Patty McCord 氏
元Netflix最高人事責任者で、「NETFLIX CULTURE DECK」の共同執筆者。 サン・マイクロシステムズで人事のキャリアを始め、Netflixに創業時から参画。時価総額15兆円、世界190カ国で展開するNetflix社の企業文化づくり、人事戦略を牽引。現在は企業文化やリーダーシップについて複数の企業や起業家へのコンサルテーションをしながら、世界中で講演活動を行っている。 著書には、「NETFLIXの最強人事戦略自由と責任の文化を築く」がある。
株式会社チェンジウェーブ代表
佐々木 裕子 氏
東京大学法学部卒、日本銀行を経て、マッキンゼーアンドカンパニー入社。シカゴオフィス勤務の後、同社アソシエイトパートナー。 8年強の間、金融、小売、通信、公的機関など数多くの企業の経営変革プロジェクトに従事。マッキンゼー退職後、企業の「変革」デザイナーとしての活動を開始。 2009年チェンジウェーブを創立し、変革実現のサポートや変革リーダー育成など、個人や組織、社会変革を担う。