グローバルでは「Glassdoor」、国内では「OpenWork」など、社員・元社員のリアルな声を集めたサービスの浸透により、「企業文化のオープン化」が盛んだ。
これは、企業のブランド力ではなく「従業員エンゲージメント」もしくは、従業員そのものが“企業の競争力”になってきた証拠といえる。 では、「企業文化」が可視化される時代に直面した今、企業は何をするべきなのか。
2019年12月10日(火)に東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された「Next Culture Summit」のセッション、『企業文化のオープン化に備えよ 〜従業員と会社の関係が変わる日〜』では、企業文化をどう作り、いかにしてオープンにすべきかが語られた。
企業と従業員の最も良い関係構築について、PR Table取締役の菅原弘暁氏をモデレーターに、ワンキャリア最高戦略責任者/取締役の北野唯我氏とSHOWROOM・COOの唐澤俊輔氏がディスカッションを行った。
イベント出演者
株式会社ワンキャリア 最高戦略責任者 / 執行役員
北野 唯我 氏
兵庫県出身。新卒で博報堂の経営企画局・経理財務局で中期経営計画の策定、MA、組織改編、子会社の統廃合業務を担当し、米国留学。帰国後、ボストンコンサルティンググループに転職し、2016年ワンキャリアに参画、最高戦略責任者 経営企画執行役員。2019年1月から子会社の代表取締役、社外IT企業の戦略ディレクターも兼務。30歳のデビュー作『転職の思考法』(ダイヤモンド社)が15万部、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)が10万部。最新作に同時発売の『分断を生むエジソン』(講談社)、『オープネス ー職場の空気が結果を決めるー』(ダイヤモンド社)がある。1987年生。
SHOWROOM株式会社 COO(最高執行責任者)
唐澤 俊輔 氏
大学卒業後、日本マクドナルド株式会社に入社。28歳にして史上最年少で部長に抜擢される。経営再建中には社長室長やマーケティング部長の立場から、チェンジ・エージェントとして組織内部からの変革を推進。全社のV字回復を果たす。2017年9月より株式会社メルカリへ。2018年4月より執行役員VP of People & Culture 兼 社長室長。採用・育成・制度設計・労務といった人事全般や、カルチャーの浸透といった組織開発の責任者を務め、組織の急成長やグローバル化を推進。2019年11月よりSHOWROOM株式会社でCOO(最高執行責任者)として、既存・新規双方の事業成長を牽引すると共に、コーポレート機能全般に責任を持ち、事業と組織の成長を推進する。慶應義塾大学法学部卒業。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)修了。グロービス経営大学院 客員准教授。
株式会社PR Table 取締役
菅原 弘暁 氏
2011〜2015年、大手総合PR会社(株)オズマピーアール、内1年間は博報堂PR戦略局に在籍し、外資スポーツメーカーから官公庁、リスクコミュニケーションまで、幅広い広報業務を担当。その後、国内最大級共創プラットフォームを運営する会社でPR・ブランディングに従事し、2015年9月より(株)PR Tableに参画。事業立ち上げフェーズで250社以上の広報・ブランディング支援に従事。採用広報や社内広報のセミナーに多数登壇。2018年11月27日に、Public Relationsをテーマにした国内初の大規模カンファレンスをプロデュース。